一般動詞(過去形)〜英文法の解説
過去のことを述べる場合は、一般動詞を過去形に変化させなければなりません。一般動詞には、規則的な変化をする「規則動詞」と、不規則な変化をする「不規則動詞」があります。ここでは、規則動詞と不規則動詞の過去形について学習します。
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規則動詞の過去形
規則動詞の場合は、動詞の語尾に「−ed」をつけて過去形をつくります。
She wanted some help.(彼女は助けを必要とした。)
規則動詞に「−ed」か「−d」をつける場合にもいくつか規則があるので覚えておきましょう。
動詞の語尾がeで終わる動詞には「−d」をつけて過去形にします。
like(〜が好きだ)−liked
live(住む)−lived
arrive(着く)−arrived
hope(希望する)−hoped
動詞の語尾が「子音字+y」で終わる動詞の場合は、yをiに変えて「−ed」をつけます。
study(勉強する) −studied
try(努力する,試す)−tried
cry(泣く)−cried
carry(運ぶ)−carried
*「母音字+y」で終わる動詞は、そのまま「−ed」をつけます。
play(遊ぶ)−played
enjoy(楽しむ)−enjoyed
動詞の語尾が「短母音+子音字」で終わる動詞の場合は、子音字を重ねて「−ed」をつけます。
stop−stopped
drop−dropped
短母音+子音字の場合でも、2音節以上の語(母音が2つ以上の語)で、前の音節にアクセントがある語には、そのまま「−ed」をつけます。
visit−visited
一般動詞に「−ed」「−d」をつけて過去形にした場合、発音の仕方は次の3通りです。
無声音の後に「−ed」「−d」がつくと、[t](ト)と発音します。
(例)looked,helped,washed
有声音の後に「−ed」「−d」がつくと、[d](ド)と発音します。
(例)lived,opened,cleaned
[t][d]の後に「−ed」「−d」がつくと、[id][イド]と発音します。
(例)wanted,visited,ended
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不規則動詞の過去形
一般動詞の過去形で、語尾が「−ed」にならない、不規則な変化をする動詞を不規則動詞といいます。不規則動詞は重要なものが多いので、ひとつひとつ確実にその活用を覚えることが大切です。
I go to the park. → I went to the park yesterday.
(私は公園に行きます。 私はきのう公園に行きました。)
She drinks coffee. → She drank coffee.
(彼女はコーヒーを飲みます。 彼女はコーヒーを飲みました。)
Tom runs fast. → Tom ran fast.
(トムは速く走ります。 トムは速く走りました。)
なお、不規則動詞の活用は次の4つの型に分けられています。原形(現在)−過去形−過去分詞形で覚えておくようにしましょう。
A−B−B型…過去形と過去分詞形が同じ形となります。
make(作る)−made−made
keep(保つ)−kept−kept
send(送る)−sent−sent
build (建てる)−built−built
sleep(眠る)−slept−slept
*say(言う)の過去形・過去分詞形の発音に注意しましょう。
say[sei]−said[sed]−said[sed]
A−B−C型…現在形と過去形と過去分詞形すべてが異なります。
go(行く)−went−gone
see(見る)−saw−seen
give(与える)−gave−given
know(知っている)−knew−known
drink(飲む)−drank−drunk
A−B−A型…現在形と過去分詞形が同じ形となります。
come(来る)−came−come
become(〜になる)−became−become
run(走る)−ran−run
A−A−A型…現在形と過去形と過去分詞形がすべて同じ形となります。
cut(切る)−cut−cut
put(置く)−put−put
cost(費用がかかる)−cost−cost
*read(読む)もこのA−A−A型になりますが、発音が異なるので注意しましょう。
read[ri:d]−read[red]−read[red]
(文責:T)