進行形にできない動詞(知覚や感情などを表現する動詞)〜英文法の解説
日本語で「〜している」の形になっていても、進行形にできない動詞もあります。
では、どの動詞が進行形にできないのでしょうか。例示すると、以下のものが挙げられます。
・be動詞
・継続状態を表現する動詞 例えば、belong(所属している)、resemble(似ている)、contain(含んでいる)など。
・知覚や感情などを表現する動詞 例えば、see(見える)、hear(聞こえる)、feel(感じる)、like(好き)、love(愛している)など。
・思考を表す動詞 例えば、remember(覚えている)、know(知っている)、believe(信じている)など。
ここでは、知覚や感情などを表す動詞について説明します。
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知覚や感情などを表現する動詞
知覚や感覚というポイントを強調するために、hear(聞こえる)という動詞を用いて考えてみます。
(×)He is hearing the music.
この文は誤りです。 なぜなら、聞こえるという状態は、人間の五感の一つであり、その動作に意図や意思は存在しないからです。
ですから、以下のように状態説明の表現を使うのが正しいのです。
He hear the music. (彼にその音楽が聞こえている。)
しかし、listen(聴く)という動詞は、動作主の意図や意思がありますので、進行形にすることができます。
例えば、以下のように使うことが可能です。
He is listening to the music.(彼はその音楽を聴いています。)
同じように、see(見える)とlook(見る)も違いがあります。 see は無意思動詞なので進行形にはできませんが、look は意思動詞ですので、進行形にすることができます。
(文責:T)