今現在、進行中の動作を表現する現在進行形〜英文法の解説
このページでは、現在進行形の中でも、今現在、進行中の動作を表現する場合について解説しています。
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今現在、進行中の動作を表現するとは?
まずは、この例文を取り上げて見ます。
I'm reading a newspaper. (わたしは新聞を読んでいます。)
この場合、新聞を読んでいるのは、”今”です。 ですから、この文の英訳は、今、新聞を読んでいます、となります。
では、I read a newspaper. という現在形の表現と、どのように違うのでしょうか?
現在形を使うと、前述したように、習慣を表します。ですからこの場合は、私は(毎日)新聞を読んでいる。となるわけです。
現在形と現在進行形の違いについて、さらに詳しく見てみましょう。
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現在形と現在進行形の違い
では、以下の例文を見てみてください。
「Why are you walking so slowly ? You usually walk quickly.」 (なぜ、そんなにゆっくり歩いているの?いつもは早足なのに。)
この文では、walk (歩く)という動詞の現在進行形と現在形が使い分けられています。
動作主はいつもは早足で歩きます。これは習慣ですね。ですから、walk という現在形が使われます。
しかし、”今”はゆっくり歩いていますので、are+walking という現在進行形で表現されるのです。
では次にこの例文を見てみましょう。
My father is studying English this manth. (父は今月、英語を勉強しています。)
この場合、be動詞+動詞のing形が使われていますが、よく見ると、お父さんは”今”英語を勉強しているのでないことが分かります。
お父さんは、今月、英語の勉強を始めて、継続しているのでしょう。つまり、現在進行形の表現で、一定期間継続して行われている動作も示すことが可能なのです。
この表現法ですが、ある程度の期間の継続状況を説明していますので、やはり現在形を使った習慣の表現と近いものがあります。
他にも、例えば以下の例文をみてください。
My mather is walking at the park this year. (母は今年、公園を歩いている。)
My mather is walking in the park in the every morning. (母は毎朝公園を歩いている。)
このように、動作主の反復的動作や性質、習慣などを現すときに現在進行形は用いられます。
その場合、always などの副詞を伴うことが多いです。
現在形と現在進行形の表現の、微妙なニュアンスの違いに気付くと、表現の引き出しが増えますから、是非マスターしたいものです。
(文責:T)