時制を表現する英文〜英文法の解説
英語の動詞には、時制を表すために、大きく分けて、「現在形」と「過去形」があります。
もちろん、現在のことなら、現在形、過去のことなら、過去形を使うわけですが、そもそも、現在とはいつのことなのでしょうか?
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現在形
例文から考えてみましょう。
I drink tea. (わたしはお茶を飲みます。)
この文は、「今」お茶を飲んでいるという意味ではありませんね。
毎日の習慣のことも含まれています。
ですから、「現在」とは、その時、その瞬間を含む、ある程度の幅のある時のことを指します。
つまり、現在という時の中で、習慣的に行われている動作を表すことになります。
上の例文の場合、「私は長い間、お茶を飲み続けている。」 もしくは、「私はお茶を飲む習慣がある。」 という意味合いになるのです。
現在進行形
では、たった今、この瞬間に行っていることを表すにはどうしたらいいのでしょうか?
上の例文を取り上げると、「私は今、お茶を飲んでいる。」という表現にしたいので、こうなります。
I 'm drinking tea.
このように、am である、be動詞+動詞のing形にすると、「現在進行形」となり、今行っていることを表現する語になるのです。
しかしここで注意点です。
動詞には、動作を表す動詞と、状態を表現する動詞があります。
たとえば、know は(知る)とか(知っている)という状態を表現する動詞です。
このような動詞の場合は、ing を加えて、現在進行形にすることはできません。
例えば、誤って、knowing というような語を作ってしまったとしましょう。
そうすると、(今、知っている)??となり、言葉が通じなくなりますね。
ですから、このような語は最初から存在しないのです。
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過去形
過去の事は、もちろん、「過去形」や、「過去進行形」を使って表します。
未来形
では、未来のことはどのように表現するのでしょうか?
英語の動詞に、未来形はありません。ですから、動詞を変化させて表現することはできません。
その代わり、未来を表現する、いろんな形の表現を用います。
例えば、will〜 や、be going to〜 などです。
例文を挙げてみましょう。
I will be a doctor. (わたしは将来、医者になります。)
I 'm going to a doctor. (わたしは将来、医者になるつもりです。)
この2文はどのように違うのでしょうか?
ニュアンスの差ですが、will を使うと、その場で決めたことや思いついたことの表現になります。
しかし、be going to〜を使う文では、以前から考えていたことや、計画を表現するのに使います。
将来の目標に関して、より真剣に考えている場合は、be going to〜を使うといいですね。
それでは、時制を表す英文の、「現在形」、「現在進行形」、「過去形」、「過去進行形」、「will」、「be
going to」を詳しく見ていきましょう。
※)次のページに続きます。
(文責:T)