前置詞のwith〜英文法の解説
このページでは、前置詞のwithの用法について説明しています。前置詞のwithの用法がわからなくなれば、このページを読んでみてください。
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前置詞のwithの用法
この with もよく使われる前置詞ですね。
「〜と共に」とか「〜に加えて」というニュアンスを持ちます。
to とも使い方は似ていますが、to によって付加された物は若干、抱き合わせ(おまけ)的な要素が強いのに対し、with
によって加えられたものは、ほぼ対等な価値を持つと考えるといいでしょう。
この with によって表現できるのは、同伴や所有、携帯しているもの、付帯状況、手段や要因、理由などです。
まず、同伴や所有、携帯しているものを表現する with の使い方を見てみましょう。
with +人 で、「○○と一緒に」という語になります。
例えば、カラオケでデュエット曲を選曲しました。意中の彼女にこう言います。
Will you please sing with me ? (私と一緒に歌ってもらえませんか?)
もう一つの例文を挙げましょう。
お母さんが、学校に行きたがらない男の子にこう言います。
Go to school with her. (彼女と一緒に学校に行きなさい。)
何かの行動を取るときに、〜と一緒に、という意味になるのです。
また、with +物 で、「〜を持っている」。または「〜を身に着けている」という表現になります。
例文を見てみましょう。
I have almost no maney with me now. (今、私はほとんどお金を持っていません。)
次に、with を用いて、「〜という状態で」という、付帯状況を説明する文を作ってみましょう。
分かりやすく説明すると、付帯状況とは、「〜しながら」という意味になります。
Don't talk with your mouth full. (口をいっぱいにしながら、しゃべってはいけない。)
この文は、with your mouth full で、口に含んだ状態で、という付帯状況を説明していますね。
その他に、with を使って、道具や原因、理由を説明することができます。
この場合は、「〜を用いて」、とか、「〜で」という意味合いになります。
例文を見てみましょう。
You most not write a letter with a pencil. (手紙をペンシルで書いてはいけません。)
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この文では、with a pencil で ペンシルを用いて、という意味になります。
他の例文も見てみましょう。
We see with our eyes , and hear with our ears. (私たちは目で見、そして耳で聞く。)
同じように原因や手段、理由を表現する前置詞に、by があります。
with との違いは、by は受動態の場合は、動作主を表す、ということです。
例えば、以下の例文の場合、受動態であり、お父さんからという、動作主を示しています。
He was shot by his father. (彼はお父さんから撃たれた。)
しかし、 以下の例文の場合、銃という、撃たれた道具を指していますね。
He was shot with gun. (彼は銃で撃たれた。)
動作主を表すのか、それとも、手段や目的を指しているのか、これが、by と with の違いです。
(文責:T)