前置詞のon〜英文法の解説

このページでは、前置詞のonの用法について説明しています。前置詞のonの用法がわからなくなれば、このページを読んでみてください。
※)このページでは、すでに中学英語を理解している人に向けて、文法の解説をしています。中学英語が理解できていない場合は、あらかじめ、「基本にカエル英語の本(スリーエーネットワーク)」「もう一度中学英語(日本実業出版社)」「眺めてわかる英語の本(あさ出版)」のいずれかを読んでおくことをお勧めします。

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前置詞のonの用法

on の基本的な意味合いは「何かに触れていること」です。
場所を表現する前置詞には、in や at がありますが、on の場合には、ある面、または一帯にピッタリと接しているというニュアンスを持っています。
その意味がさらに広がり、on〜 という語で、位置や時、支点や依存関係、物事の状態や進行中の状況や活動を表現します。
また、「〜に向かって」、というように方向や対象も表現できます。
例文を取り上げながら考えてみましょう。

まず、on を用いた位置関係の表現を見てみましょう。
on を用いる場合、接触していることが大前提ですので、このような文を作ることができます。

There is a dack chair on the beach. (ビーチにデッキチェアーが置かれている。)
There are several pens on him desk. (彼の机の上にはペンが何本かある。)
I setting a new computer on the desk. (新しいコンピューターを机にセットしている。)

いずれも、上にある、という表現になりますが、on を使う場合は、接触していなければなりません。
仮に、上にあったとしても、接触していない場合は、over や、aboveが使われます。

では次の例文を考えてみましょう。

Look at the picture on the wall. (壁に掛かっている絵を見なさい。)
There wa abug on the ceiling. (天井に虫がいた。)

このように、直訳で、「上に」と訳せない場合でも、on を使います。
側面や下、逆さまの位置にあったとしても、接触していれば on なんですね。

次に、on を用いた、時の表現法を見てみましょう。
前述しましたが、時を表現する前置詞は、at、in などを挙げることができます。
on という前置詞を時の表現として使い場合は、「曜日」と「日にち」のみです。
これさえ覚えておけば大丈夫です。決して混乱することはありません。
では、例文を挙げてみたいと思います。

The convention will begin on November 15. (その集会は11月15日に開かれる。)
The only free time I have on Sunday. (暇なのは日曜日だけだ。)

上の例文は、日にちか、曜日を指していますね。ですから、このような場合はすべて on が用いられます。
では、これはどうでしょうか?

Do you have any appointments on Monday afternoon?(月曜日のお昼は何か予定が入っていますか?

この場合も on を使います。なぜなら、Monday、つまり曜日を示しているからです。
しかし、ただの afternoon とか morning のような、一日のうちの時間の区分だけを指すときには、in を使います。
その場合、上記の例文は、以下のようになります。

、Do you have any appointments in the afternoon ? (午後、何か予定が入っていますか?)

on は物事の支点や依存関係を表す前置詞でもあります。
なぜなら、on の基本の意味、「接触」というイメージから、「〜で支える」、とか「〜に依存する」というニュアンスになるからです。
例えば、先行きが思わしくない会社に、有能な社員が入ってきました。
社長がこう言います。

This company has hung on his work. (この会社は彼の働きに懸かっている。)

この場合、on his work が会社の支点になっている、つまり、会社の命運は彼の働きに依存しているんですね。
もう一つ見てみましょう。

He is still dependent on his parents. (彼は未だに親に頼っている。)

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彼はまだ親離れができないようです。つまり、彼の生活は親に依存したものですので、on his parents. となります。

次に、人の物事の状態や進行中の状況や活動を表現する on の用い方について考えてみましょう。
この場合も、人や物が、ある状況や状態に「接触している」、という意味合いから派生した表現です。
さらに意味を膨らませて、「〜に向かって」とか、「〜に対して」という表現にすることも可能です。
例文を見てみましょう。

The house was on fire. (家が燃えていた。)

この文の場合、on fire で、火の上に家がある、という意味になりますが、要は火事真っ最中、という状況を表現しています。
もう一つの例文から考えてみましょう。

The suicide rate is on the increase in Japan. (日本では自殺率が増加している。)

このときも やはり on が使われます。 
では、「〜に向かって」、とか「〜に対して」という表現を使った例文を挙げてみましょう。

Someone wa tapping on the door. (誰かがドアを叩いていた。)

ノックする時には、手がドアに向かっている訳ですから、on door となるわけです。
ある事象が、どこに向かっていくかを示す場合も、on〜となります。
例えば、以下の例文に着目してください。

Don't spend too much money on shopping. (あんまりショッピングにお金を使ってはいけない。)

お金がショッピングに使われる、というお金の流れが分かりますね。
そのように、「〜に向かって」とか「〜に対して」、という特定の方向への事象の流れを on は表現できるのです。

(文責:T)

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